BMW318is 予算の許す限りガッツリメンテ
ステラモータースの山本です。
今でも人気が高いBMW318isですが、時間の経過とともにクルマの劣化が進み、なかなか乗り続けるのも大変な時期に差し掛かっています。今回は、まだまだ乗り続けるので、予算が許す限りのメンテを実施したいとのご要望でした。isは1800ccの前期モデルと1900ccの後期モデルがありまして、この車両は1800ccの前期です。
さて、肝心のメンテ内容は、
激しい冷却水漏れがありました。原因は、サブタンクとラジエター本体の取付面が広がって、サブタンクがグラグラの状態でした。ラジエターホースもカチカチになっていた為、同時交換でした。
ウォーターポンプのシャフトにガタがありました。ガタが大きくなると、水漏れの原因になります。もちろんサーモスタットも交換となりました。
ファンベルトもひび割れて、ベルトの油圧テンショナーからオイルがほとんど漏れていました。また、ベアリングにガタがありましたので、これらも交換です。
さらにクラッチを繋いだときにひどいジャダーが出ています。ミッションを降ろして摩耗したクラッチディスクを交換、サビが出ていたフライホイールは研磨しました。
プロペラシャフトジョイントラバーもカラーが脱落するなど劣化が激しいため交換しました。
マスターシリンダーとレリーズシリンダーは、キコキコ音がありました。外したとたんにレリーズがバラバラに・・・。
360度、クルクル回転してしまうシフトレバーは、各部のパーツを取り替えて完治です。
激しいエンジンオイル漏れがありましたが、ガスケット一式の交換で収まりました。
運転席のパワーウィンドウ不動でしたが、モーターの交換で直っております。
その他にも油脂類も交換しましたので、なかなかにヘビーなプライスになってしまいましたが、その分、本来のisの乗り味を取り戻すことができました。納車時は、オーナー様がナカナカ走り出さず、「???」と思いましたが、何から何まで感触が激変した為、新車になった感じと仰ってました。