16日 オートカージャパンフェスティバル奮戦記
メルクライムの生天目です。
17年オチ、16.7万キロ走行のノーマルAMG車は何処まで走れるか? サーキットの過酷な走りに耐えうるのか? を実証させたく、オートカー主催のルマン・バトルロイヤル45に参加しました。今回の車両はごく普通のベンツCクラスAMG・C36ですが、過走行の為 ATがリバースし難い車でしたのでブレーキと合わせてオーバーホールしました。折角だからサーキット用にバルブボディを小細工し、シフトポイントをレブリミットまで達しても勝手にシフトアッップしない様に、ドライバーの意思でシフトアップさせるように変更し、また通常のATはシフトアップの際ギアを同調させる為クラッチのスリップをさせるのですが、そこの部分を極力最小限に設定させて走らせました。予戦時は5ラップの走行でしたが、ATの扱い方に戸惑い2分30秒のタイムが精一杯でしたが、決勝にては扱い方が慣れたせいか2分15秒まで短縮できました。走行中は2速・3速とも常にレブまくりの状態、エンジンにはかなりの負担を掛けさせたので壊れてしまわないかと不安でしたが何のその絶好調!! それよりかドライバーの身体がヘトヘトで、各コーナーは左手でドアハンドルを握って身体を支え右手でステアリングを切るという操作でしたので次の日は筋肉痛でした(笑)こんな古い車両でも壊れることなく最後まで走りきり、まだまだ走れることを実証させてくれたAMGメルセデスに脱帽です。
今回の車両の修理箇所は、
1.ATオーバーホール(バルブボディ・改造)
2.前後ブレーキキャリパー・オーバーホール(純正品)
3.前後ブレーキパッド新品使用(純正品)
4.イグニッションコイル及びプラグ新品使用(純正品)
5.タイヤはアドバンSタイヤ(M)使用
次回はATからMTに変更、サスペンションを硬めに設定、ホールドの高いシート及び4点シートベルト使用等で2分10秒を切りたい?来年の目標ですね。
今回の企画はバトルロイヤルと言うことでいろんなマシーンが参加されてまして、500馬力超のレースカーがほとんど、2分を切るスーパーマシーン揃いでした。そんな中、どノーマルC36で走るとさすがにウサギと亀。気を使って走ったつもりですが、迷惑を感じさせてしまった方々に対し、この場を借りてお詫びいたします。しかしながら安心してとても気持ち良く走りきれたことと、ATのテストが出来たことに満足至極です。来年も頑張りますよ!
MERCLIMB(メルクライム)
TEL: 045-594-3606 FAX: 045-548-6229
営業時間:9:30〜19:00 定休日:日曜日
http://merclimb.com/ E-mail:[email protected] ※スタッフ:新型コロナウィルスワクチン接種完了