極上944はボンネットのサウンドアブソーバー交換に
メッツスピードの鞍貫です。
当社でもお馴染みの、コンクールコンディションの944オーナー様。
今回の御用命はボンネットサウンドアブソーバーの交換。エンジンルーム清掃時に、劣化したスポンジがポロポロ降ってくるとのお話でした。ボンネット内に粉状のスポンジが降り積もるのは、精神衛生上もエンジン性能上も問題ですよね。という事で、交換させて頂きました。素材が劣化している事前提での交換でしたので、エンジンルームは丁寧にマスキングさせて頂き、作業させて頂きます。
で、古いスポンジを撤去した所で、オーナー様自らボンネット裏徹底清掃。愛着を感じずにはいられない・・・この車幸せ者ですね(笑)。ピカピカになった所で、新品のサウンドアブソーバーを貼り付け、終了の運びとなりました。このサウンドアブソーバー、遮音という目的以外にも貢献している部品なのです。何かと言うと・・・断熱です。
944などヨーロッパ車の多くは、古くからエンジン制御温度が高めに設定されている車両が多いです。水温を高めで制御する事で、燃焼温度も高く制御出来ますし、燃焼温度を高く制御出来れば薄い空燃費でアイドルを安定させられます。上記から排気ガスもよりクリーンに出来ますよね。ヨーロッパ車は古くから環境問題に積極的に取り組む姿勢が見えますね。しかし熱問題は良い点だけではなく、エンジンルーム内の温度が上がってしまい、ゴム製品へのダメージが大きくなりますし、ボンネットの塗膜へのダメージも深刻になります。
サウンドアブソーバーはボンネットへの熱害も抑制してくれます。ボンネットの塗装の艶が無くなっている車も多々見受けますが、大概サウンドアブソーバーがボロボロ、若しくはついていない車が多いですね。更に一度温まったエンジン熱がゆっくり下がってくれるので、金属部品にも優しいですね。単純にサウンドアブソーバー一つとっても、色々活躍している背景が見えますよね。
重要な部品です。皆様も一度点検してみては如何でしょう?
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