大きなバッテリーで大事故寸前とは
佐藤自動車工業所の佐藤です。
67年のポルシェ912の車検でトランクルーム(前です)のバッテリーを点検していたところ、車両火災寸前。配線の匂いがする、と思ったら煙がでてきました。 バッテリーの陰なので場所は不明でしたが、工具を持っていたので、ターミナルを急いではずしました。
点検していただけで配線がこげるなんて、と思いながらバッテリーをはずして下部の配線を見てみたら、こんな風になっていました。以前のオーナーによるものでしたが、大きなバッテリーを取付するため、純正の止め金具が合わないのでバッテリー本体は置いてあるだけでした。さらに左前下部についているウィンドウォッシャポンプが邪魔なので止め具がはずされ、前側にずらされてバンド固定されていました。
今回の点検でバッテリーに触ったので、置いてあるだけのバッテリーが動いてしまい、押されたバンド固定のポンプが2センチ! ほど前にずれ、ちょうどピッタリとホーンリレーのプラスターミナルに接触して、配線がこげたのです。今まで乗っていてよくぞ燃えなかったな〜、と思う絶妙のすきまでした。通常の純正サイズは横幅が240mmですが、今のポルシェ用の大きなバッテリーは280mmあります。 その40mm=4センチの差はこういった箇所に影響があります。
大きなバッテリーは「万能」ではないので、くれぐれもご注意ください。
佐藤自動車工業所
東京都江戸川区中央3-16-5
TEL:03-3651-1841 FAX:03-3652-5057
営業時間:9:00〜18:30 定休日:第2土曜日・祝祭日(休日に営業する場合もあり)
http://sato.car.coocan.jp E-mail:[email protected]
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