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E90やE60などのウォーターポンプのトラブルが増えています

ステラモータースの山本です。

今年に入ってから、BMWのウォーターポンプとサーモスタットのトラブルが相次いでいます。旧来のベルト駆動式のウォーターポンプは、だいたい5万キロ前後からトラブルが見られましたが、E90やE60などで使用されている電動式のポンプの不良が多いですね。

写真の左側がウォーターポンプです。エンジンの状態に合わせてポンプの回転を電気的に制御しますので、右側の電気式のサーモスタットと組み合わせることで、最適なエンジン温度に調節することができる優れものなのですが、経年劣化には勝てないようです。

ちなみに、上が旧品で下が新品です。見た目では、旧品が多少汚れている程度ですので、トラブルを抱えているかどうかは目視で判断はできません。旧来のモノのように、少しずつ冷却水が漏れ始めていたり、音が出ているとかプーリーの回転が偏心しているなどがわかれば良いのですが、電動式の場合はエラーコードを拾い、加えて診断機で水温上昇の状態を見て判断する必要があります。

2月から3月にかけて、かれこれ6台の電動ポンプのトラブルを見ています。これから水温が上がりやすいシーズンになってきますので、電動式のクルマにお乗りの方はご注意ください。