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長く乗るには燃料系のメンテも欠かせません

こんにちは、ポールポジションです。

今回は燃料系の整備をご紹介します。車両はBMW E46・318ツーリング。2000年モデルで走行距離は10万キロ目前です。長年、当社で整備させていただき、調子は絶好調のおクルマです。

車検整備でご提案したフューエルフィルターとフューエルポンプを交換しました。フィルターは前回も当社で交換しましたので、経過年や走行距離も把握しております。また、他の整備工場で作業なさる際もわかりやすいように、フィルターにも交換時の情報を記載してあります。

前回の交換から6年、4万キロで外観からも劣化が確認できました。フューエルフィルターが詰まってしまうと、ポンプから燃料を押し出すのに負荷がかかり、ポンプを壊してしまう場合もあるのでご注意ください。必ず定期的に交換していただきたい部品ですね。

次に、10万キロを前に予防整備としてフューエルポンプも交換します。こちらは10万キロを越えるといつ止まってもおかしくない部品です。新品と比較すると14年10万キロでプラスティックがガソリン焼けしてすっかり変色していることがわかります。劣化によりガソリンを送り出すパイプにヒビが入り、ガソリン漏れを起こすケースも多いですね。ガソリンを吸い上げる部分のフィルターも目詰まりしていました。これではエンジンの出力も落ちていたのではないでしょうか。

今回の燃料系の見直しでさらに調子も良くなりました。両方のパーツ共にOEM品を使用しましたので、コストは純正品の半額以下に納まりました。長くクルマを維持するには定期的な燃料系の見直しをオススメします。