旧きもお任せ、ELANの足回り整備
レッドポイントの赤座です。
定期的に足回り点検でご来店のロータス・エラン。 旧い車ですが、当時のハンドリングマシンを出来る限りの整備で蘇らせます。以前にも2度程足回り整備を行い、調整機構の無い足回りを出来る限りの整備のご提供でお乗り頂いていました。まずは現状把握の試運転を行った所、ステアリングセンターでのハンドルの不安定な所やアクセルのオンオフで挙動が乱れる等、明らかに不具合が感じられました。
今回もSDL診断に始まり下廻りの点検を行ったところ、フロントバーチカルリンク下部のトラニオンのテフロンブッシュの傷みやステアリングシャフトのジョイントの劣化等、手当てを行い4輪アライメントの測定を施工。過去のアライメントやSDLの結果レポートと現在を見比べ、出来る限りの調整を行いました。作業後の試運転では作業前とは歴然と違う本来のハンドリングが戻ってきました。旧きを知って現代を知る、改めて基本整備が大事と思わせられました。点検・車検時のSDLテスト診断は、現状把握の為には欠かせない診断ですね。
今回は車高の調整も行いましたが、一輪づつの荷重も診ながらコーナーウエイト調整も行いましたよ。