もう一つの“DINO”として近年、評価の高まっているFIAT DINO。こちらはレストレーションが進行中の稀少な2.4リッターのスパイダー・モデルです。

そもそもはオーナー様からボディのオールペイントのためにエンジンを降ろして欲しいとのご依頼を承りましたが、その過程で電気配線の問題なども見つかり、その修理も行うことになりました。また、せっかくエンジンとミッションが降りるのですから、それらも一度分解して組み直すことになりました。さらには傷みの見られたダッシュボードとインストゥルメントパネルのレストレーションも行う予定です。このように適切で正しい修理やレストレーションを施していくことは、そのクルマのヴィンテージとしての価値を高めていくことにもつながっていくのです。