オーセンティックカーズの小松です。

今回は4気筒ターボのエスプリ・オーナーならば誰もがご存じだと思われるウィークポイントの一つをご紹介します。

直4エンジンを搭載したロータス・エスプリのエキゾースト・マニホールドは鋳鉄製。少しゴツい作りで重量もあります。これが長年の振動や収縮の繰り返しにより割れてしまうのです。特に収縮は目に見えるほど大きく、タービンとエンジンとのクリアランスは冷えている時と熱が入った場合で1センチ近くも違うのです。

割れるといっても最初はわずかなヒビが入る程度で、不具合にも気付き辛いのですが、ヒビが育って穴が開いたりすると当然そこから火が出る場合もあり、車両火災の危険性もあります。

これは4気筒ターボ・エスプリの持病ともいえる部分で、現在も純正品が供給されていますが、交換してもいずれ割れてしまいます。そこで弊社ではオリジナルのステンレス製のエキマニを製作、リリースしています。この製品は単なるリプレイス品であるだけではなく、ブーストの立ち上がりやレスポンスも向上するなど、パフォーマンス面でもこだわった作りになっています。価格も純正と比べてリーズナブルに設定していますので、多くのユーザー様に選択していただいている定番アイテムとなっています。