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ボルボのウォーターポンプ

セカンドモータースの田村です。

今回はボルボのウォーターポンプのお話しです。

3枚の写真は左端が240・B21エンジンの1981年式くらいまでのもの。センターはB21エンジンに取り付けられた、新品のウォーターポンプ。左は、V型6気筒B280エンジンのウォーターポンプです。B27エンジンもこれとほとんど同じものが付いております。

B27エンジンといえば、200シリーズの264セダンや265ワゴンの車両に搭載されているPRVエンジンです。PRVエンジンとは、Pはプジョー、Rはルノー、Vはボルボ、の3社が共同で開発したエンジンなのです。90度バンクで1-6-3-5-2-4という異色の点火タイミングのおかげで、アイドリングはブルブルとけっこう震えています。あのタイムマシーンの車両デロリアンにも搭載されておりました。ステンレスでできたボディーのリアに、このエンジンが載っていたと記憶しております。あれー! なんのお話でしたっけ? そうでした、ウォーターポンプ? のお話でした。

VOLVOでは、機械式のポンプが使用されております。電気式と機械式の両方を使用している車両もあるのです。480シリーズがそうですね。と、また話がそれてしまいましたね。『ウォーターポンプ、だめっすネー! 換えないとダメっすヨー!』などと言われたからといってすぐに交換しませぬよう、ご注意ください。特にB230エンジンの水漏れの場合、内部シール不良の場合、ベルトの張り過ぎによる、一時的な漏れの事もあります、ヘッドガスケットの不良の場合や、シールキットのみで治ってしまう場合もございます。もちろん、本体不良もございます。安易な水圧テストというのも、どうかな? とも思うのです。ともかく慎重に判断してもらいましょう。

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