BXスポール、ようやく完成!
RS-UNOの星野です。
前回、リアサスペンションアーム・ベアリングのオーバーホールを終えたシトロエンBXスポール。大きな作業はほぼ完了して、細々とした部分に手を付けます。
樹脂製のエアダクト類がホースバンドの締めすぎで変形しています。材料がよくないので締めすぎは厳禁ですね。スポールはキャブ車なので冷えているときにエンジンが早く安定するようにエキゾーストマニホールドからエアクリーナーボックスにパイプがつながっています。また、エアクリーナーボックスからキャブレターにつながるダクトの入口も同じように変形していました。これをヒートガンで熱をかけて修正します。エアクリーナーのエレメントはブローバイで汚れていたので洗浄しました。
続いて点火系に手を付けます。イグニッションコイルは赤いラベルの火花が強い仕様のものに交換しました。デストリビューターのOリングシールも硬くなっていたので交換しました。ここはよくオイルが漏れるところです。定期的な交換が必要ですね。デスビも清掃して進角も調整、キャブ調整に入ります。スポールはツインキャブレターなので、調整にはシンクロメーターなるものを使用します。アース線が付いていましたが、効率追求で引き直しと追加を行いました。バッテリーターミナルのアース接続端子も新しいものに交換しました。
ドライブシャフトブーツも交換。安くて早いクイックブーツを使用しました。昔はよく交換しましたね。片側30分かからず交換できる利点があります。リアのアブソーバーのシリンダーブーツが切れていましたが、部品は国内欠品。ここはゴム化する特殊なテープを巻いて処理しました。しばらくは大丈夫でしょう。フロントブレーキのホースは左右共にひび割れていたので交換しました。こちらは純正品が残っていたので何とかなりました。
昨年からお預かりしてようやく完成しましたが、BXは予想以上に時間がかかりますので、壊れてから直すのはダメですよ〜。
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)