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89年式最終型930カレラのG50ミッションをオーバーホールで分かること

本日は89年式最終型930カレラのG50ミッションをオーバーホールしています。

86年までの930には、915ミッションが搭載されていてポルシェシンクロというタイプのシンクロ機構が使われています。

87年以降、G50型のミッションに変更になりました。このミッションにはボルグワーナータイプのシンクロ機構が使われています。

先代の915ミッションは、操作性が独特のフィーリングで『スプーンで蜂蜜をかき回す』など例えられるミッションです。

慣れるまでは操作が難しいのですが、ミッション自体の重量が軽い為いまだに好まれるミッションです。

対してG50ミッションはアメリカのボルグワーナー社の考案したシンクロを搭載してあり、操作性もカチカチ小気味良く操作出来ます。

今回オーバーホールしているのは、このボルグワーナータイプのシンクロ機構を搭載したG50ミッションです。

915ミッションより、頑丈なシンクロを使用しているのでそうそう壊れることが少ないのですが、

ボルグワーナーシンクロは調子を崩すとギヤがはじかれて入らなくなるといった症状が出ます。

今回もシフトで手に嫌な感触が伝わるといった、壊れる手前の症状での御入庫でした。

現在ばらして、各ギヤとシンクロを点検中です。目を皿の様にして、ギヤとにらめっこしています。。

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