パネルの合いもキッチリと
製造から40年以上が経過しているロータス・ヨーロッパやエランのファイバー製ボディ。後にリペイントされているにしても塗装の劣化と共に水膨れ状のブリスターやクラックが生じている。また、トランクリッドやドアパネルなどにも変形が生じており、チリ(隙間)や傾き、段差の調整もドアキャッチやヒンジの調整だけでは対応できない状態になっている個体が多い。
こうなってしまうと単に上から塗装を重ねただけではわずか数年で塗装も劣化してしまう。Happyの行っているボディ・レストアでは、塗膜を剥離してファイバーの修理を行った上で塗装の下地が作り込まれる。その際に各パネルの修復や隙間の調整も行われている。このようにしてレストレーション、リペイントされたファイバーボディは、保管環境に気をつけていれば10年以上が経過しても美しい佇まいを維持することができるのだ。
長年にわたってファイバーボディのライトウェイト・スポーツカーを愛用されているユーザーでボディのコンディションに不満があるという方は、Happyに相談してみてはどうだろう。新車を上回るボディを手に入れることができるのだから。