シトロエンC6、フォルトの嵐!
RS-UNOの星野です。
今年の2月に積載車で緊急入庫してきたのはシトロエンC6。多数の警告灯が同時点灯でパーキングブレーキの解除ができません。また、リアのブレーキランプも点きません。
そこでボッシュのESI診断で確認してみると・・・
ストップランプS/W機能障害
ストップランプS/W異常
左リヤホイールスピードセンサー異常信号/信号無し
ESPコントロールユニットCAN信号エラー
ABS/ASR ECUからのCANデーター異常
パーキングブレーキS/Wケーブル故障
抜粋してもこんなに・・・
専用テスターも用意して診断してみると、同じようなフォルトが多数記録されていました。
何から手を付けましょう? かかる金額の低い順も考慮して作業を進めます。まずは素直にパーキングブレーキスイッチを交換。ここはすでにリコールで対策済みでしたが交換します。結果はまったく変わらず・・・スイッチではありませんでした。
さて、セルモーターの回りも良くないのでバッテリーテスターで確認すると電圧が12.27Vでコールドクランキングアンペアもすでに基準値以下なので交換です。C6はドアを開けるときにドアハンドルを引くと窓が少し下がりますが、気付くと左右とも少し下がったままになっていました。バッテリー電圧が低くなってくると色々と悪さをしてしまいます。バッテリー交換を先伸ばしている方は要注意ですね。
まずはバッテリーを交換して、基本的なところをちゃんとします。バッテリーはボッシュのシルバーバッテリーをチョイス。取り付け前に点検をします。もちろん問題ナシ!
可能なパーツを弊社のデモカーと入れ替えて確認しましたが、一向に改善しません。色々とやってみましたが、配膳図とにらめっこでヒューズボックスかBSI(ボディコンピュータ)に原因が絞られましたので、思い切ってBSIを交換しました。
しかし、改善されませんでした。思いっきりハマッてしまいましたね・・・
と、かなりの時間をいただきましたが、ようやく完治しました! まったく予期しない原因でここでは書けませんが、こういう故障は精神的に良くないですね。10キロは痩せた気分です。
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)