本日は、ポルシェ ９４４Ｓ２のエンジンマウントを交換しております。

９４４系のＦＲポルシェは、先代の９２４からエンジンがエキゾースト側にバン
クした設計で重心を低くマウントしています。

その兼ね合いもあり、エンジンマウントのエキゾースト側が潰れるのが早く、定
期交換しないと不快な振動が出てしまいます。

この振動がエキゾーストマニホールドや、触媒等にクラックを作る起因になります。

今回の９４４Ｓ２も大きめな振動が出ていて、エキゾーストとシャシの近接部分
が少々干渉していたようで盛大な音と振動での御入庫でした。

このエンジンマウント、勿論純正を使用するのが一番なのですが、アメリカやイ
ギリス製の社外部品も多数リリースされています。

値段も純正部品の半分位のものやもっと安い物もあるようです。

当社でも持ち込み部品で社外品に交換したことが過去にありましたが、交換後劣
化した純正より振動が増えて・・・なんて事もありました。

エンジンマウントは純正品、若しくは純正部品ＯＥＭメーカーの部品をお勧め致
します。

大排気量の４気筒エンジンで振動はお世辞にも少ないエンジンでは御座いません。

メーカーのノウハウや開発技術の詰まった純正部品クオリティ・・・やはり素晴
らしい。

エキゾーストまで痛める前に、是非一度点検をお勧め致します。

交換直後は振動もなく気持ちよいエキゾーストノートが堪能できますよ。