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イタリアの設計と日本製の部品のコンボに手こずる?

ミナーバの三和です。

今やなかなか見かけることも少なくなった、初代フィアット・プント。しかもスポルティングではない素のモデルはというと、弊社のお客様でも1、2台おられるかというところです。

この頃のフィアット車のATミッションというと、お約束の富士重工製CVT。このプントのものはパンダ1のパウダークラッチではなくトルコンと組み合わされています。

そもそも、「走行中にリバース音が鳴ったり、ミッションの警告が点く」ということでお預かりしたこのプント。シフトロックを解除する音がカチカチいっていたりするので、まずはシフトレバーを疑いましたが、これはシロ。ミッション側でシフトポジションを検知するインヒビタースイッチという部品がダメになっていました。

しかし、この部品の交換がクセモノで、バッテリートレイを支持するステーが真上にあって、視認しにくいんです。このステーは溶接でボディにガッチリと留まっているので避けることもできません。さらにインヒビタースイッチを外すには二重で嵌まっているC型のピンを抜く必要があります。コイツがまた盛大に固着している上に工具が入りにくい位置にあるので、抜くのに往生します。力加減を誤ると余計な部分を破壊してしまうので、気を使いながらポンチとハンマーで少しずつたたき出すこと数十分、やっと抜けました。

振動で緩まないように、という考えでこのような留め方なんでしょうけど、もうちょっとやりかたはあるのでは? 今回はイタリアの車体設計と日本製の部品のコンボに図らずも手こずらされてしまいました。トホホ・・・

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