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FRポルシェのこんな部品もストックしてました

メッツスピードの鞍貫です。

本日は89年式944S2のシフトレバーの交換作業をしています。

走行中に急に何処のギヤにも入らなくなったとの事で、ロードサービスで御入庫。まずはミッションとシフトノブを連結しているロッド周りから点検します。

トランスアクスル形状を取っているため、ミッションは後方にあり長いロッドで連結しています。

そのロッドのミッション側の支点のボルトが緩みやすく、ワイヤリングクランプで緩み止め施工してあります。その部位を点検しても正常、となるとシフトレバー周辺を点検。室内からアクセス、シフトブーツを捲った所シフトレバーからミッションへと続くロッドが脱落していました。

脱落したロッドを元に戻し、Cクリップで留めれば終了ですが、なぜロッドが脱落したのか?

一度シフトレバーを外して点検した所写真の通り。ロッドが連結される部位が磨り減ってCクリップが脱落しやすい状況になっていました。

10万キロを優に通過したマニュアル車のロッド連結部分ですから順当な磨耗状況といえばその通り。なぜロッドが脱落していたのかを考えなければ、また同じトラブルでの入庫になっていたかもしれません。

なぜ?って大切ですよね。

で、何故か当社に純正新品のストックがあった為、あれよあれよと言う間に修理完了。連結部分には、磨耗対策にグリースを適量塗布。時々グリースを塗布してやれば、また暫く乗って頂けそうです。この部品のストックがあった事、奇跡。

まだ探せばいろいろ出て来そうな当社でした。。。

MET’S-SPEED(メッツスピード)

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