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ポルシェ912 キャブレター調整 お任せください

メッツスピードの鞍貫です。

本日は1969年製の912のエンジン調整作業をしています。ナロータイプの911の影に隠れて中々表に出てこなかった、1600ccフラット4エンジンのライトウェイトモデルです。

それまでのショートホイールベースの車体から57ミリホイールベースが伸び、かつライトウェイとな素晴らしいポルシェです。オールドモデルでツーリングに出かけたいという、オーナー様のお話でしたので今回はエンジン調整作業をさせて頂きました。

暫く快調に走れていなかったとのお話しでしたので、今回は点火系の点検とキャブレターの同調、バランス調律に重点を置いての作業で進めます。時々エンジンはかけていたとのお話でしたので、スパークプラグを見てみると案の定カーボンで真っ黒。ハイテンションコードも柔軟性を無くし、ポキッと折れてしまいそうな状態です。これではいくらキャブ調整をしても気持ち良くエンジンは回りません。

今回、ボッシュ製のプラチナプラグと永井電子のハイテンションコードを投入。排圧が明らかに変わりました!良い兆候ですね。左右のバランスをフローメーターで空気流入量を合わせていきます。COHCテスターで適正値になるまで各気筒のバランスを調律して・・・。

バッチリ良い所に来ました!
それまでHCの値が基準値以上出ていたのが、限りなく0に近い値になりました。完全燃焼していますね!エキゾーストパイプからも水が出ていますよ!

手順や方法を間違えると、キャブ調整は遠回りになってしまう可能性が多々あります。適正な手順で適正な値に持っていく・・・30年以上キャブ調整をしてきたベテランメカニックの調整を是非体感してみてください。

キチンと調整されたキャブレターは素敵な和音を奏でますよ。

これでオーナー様にも気持ち良くアクセルを踏んで頂けますね。

MET’S-SPEED(メッツスピード)

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