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ポルシェ944の時々出ていた不整脈の原因は

メッツスピードの鞍貫です。

本日は1991年製944S2の燃料系のトラブルシュートをしています。以前から時々出る不整脈に悩まされていたオーナー様。当社でも点火系や配線周り、ECU等様々な点検をしてきたのですが中々症状がでない。

症状がでないと不具合へのフローチャートが連想できないのです。今回は当社でお預かり中にニュアンスが一致する不調が顔を出してくれたので、一気にフローチャートを組み立てます。

不調がでた時のタコメーターの振れ方や、エンジンのパワーバランスの崩れ方、様々な方向から組み立て消去を繰り返して今回は燃料系に絞りました。

最近S2で多々起きている燃圧の異常。プレッシャーレギュレーターの経年劣化で、燃圧が規定値に保てなくなっているようです。しかし、上記ならば不調が群発しても良いのかと。

もう一つ944にはデリバリーパイプ内の脈動を調圧するパルセーションダンパーという部品が採用されています。こちらだと合点が一致する部分が多いですね。

今回はリフレッシュも兼ねて、インジェクターの清掃とインジェクター内部のフィルター交換も同時に施工致します。4本均等に規定量の燃料を、良い霧化状態で吹けるように清掃します。これでパワーバランスも均一化でき、燃圧と脈動も適切に掛かると思います。

現在インジェクターを清掃している最中ですが組み上げるのが楽しみです。不調をきたす前にリフレッシュも兼ねて、インジェクターの清掃をお勧め致します。これ、効きますよ。

MET’S-SPEED(メッツスピード)

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