アディオの玉野です。

現行フォード・フィエスタの足廻りは純正のデキが良く、通常の使用では不満などはないのですが、やはり「もうちょっと」を求めたくなるのがクルマ好きというものですね。

そこでフィエスタ用の車高調サスペンションキットを開発中。全長調整式で減衰力調整機能付きですので、スプリングのレートや走るステージにあわせてセッティングが可能です。

開発は約見た目と機能のバランスが良い30ミリダウンの車高で行っております。試作品ではダンパーのシャフトとインナーチューブにエンジンの内部パーツなどに使用されているWPC加工を施してみたところフリクションが減り、ダンパーの動きが非常にスムーズになるのが体感できました。フィエスタのフロントは倒立式なので、シンナーチューブとストラットケースとのフリクション軽減は効果が大きいです。また、フリクションの軽減によりシール類の寿命も大幅に向上するというのも嬉しいですね。

現在、フロントの方はほぼセッティングが決まってきたのですが、リア側はバネレートを変更するなどして更に煮詰めていくところです。フィエスタのように車重の軽いクルマはバネレートが1キロ変わっただけでも乗り味がかなり変わってくるので、引き締まった中にもバタ付きのない、乗り心地とのバランスを求めて調整しています。

というわけでかなり最終仕様に近づいてきましたので、近日中にはリリース時期をお知らせできるかと思います。現行フィエスタオーナーの方々は楽しみにお待ちくださいませ。