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30年経ってもパーツが進化し続けるポルシェ

メッツスピードの鞍貫です。

本日は部品が入荷したので、1989年式930ターボ最終型のクラッチオーバーホールの作業をしています。

今回低速低回転から負荷を掛けた時に、僅かな異音とフィーリングの異常を察知したオーナー様が12ヶ月定期点検を兼ねてコンディションチェックで の御入庫。

当社でクラッチの異常を診断し交換という運びになりました。さすがのオーナー様、異常の察知が的確です。

エンジンを降ろす序に各部ホース類の点検、プラグ等消耗部品の良否判定、タペット調整等盛りだくさんです。

この年式の純正クラッチディスクは、ダンパスプリングの変わりにラバーダンパを使用しています。早い話が、ゴムの塊の捩れを利用して回転方向の急激なトルク変動を緩和し、半クラッチなど操作しやすくしているのですが、

こいつが経年劣化や熱の入り具合で、崩れたり割れたり・・・多々トラブルを引き起こします。

当社では大昔から、スプリングタイプの代替品を使用していました。で、今回の僅かな異音はそのクラッチスプリングの経たりから隙間が出来てスプ
リングが遊んでいたのが原因でした。

今回使用したクラッチは、対策済みのモノ。サイズの大きなスプリングをWで使用しています。

急なトルク変動にも対応出来そうなダンパースプリングですね。勿論交換後は異音もなくスムースなクラッチ操作が出来るようになりました。

約30年経過してもパーツが進化し続ける・・・素晴らしいですね。この先もお客様が乗り続けられる様、当社もがんばって行きますよ!

MET’S-SPEED(メッツスピード)

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営業時間:9:30~18:30 定休日:月曜日、第三日曜日、祝日
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