ウィンドウォッシャーは1年で使い切りましょう
RS-UNOの星野です。
先日、シトロエンC3にお乗りのお客様からお電話で「ウィンドウウォッシャー液が出ないのですが・・・」というお問い合わせがありました。問診を進めていきますと、モーターの回っている音はするのに液が出ないとのことでした。結果、ご来店いただき点検することになりました。
まず、ウォッシャーが出る出ないを確認しました。ボンネット裏のインシュレーター(防音材)を外すとウォッシャーのラインが出てきます。ホースを外してレバーを引いてみても液は一滴も出てきません。リアを確認するとリアウォッシャーは出ました。どういうこと?
C3のウォッシャータンクは右フロントバンパー内にあります。ホイールハウスのインナーカバーを外すと出てきます。タンク下に付いているモーターを外しました。1個のモーターで前後のウォッシャー液を出すのでホースは2本刺さっています。
外したモーターの弁機構を分解すると、以前のものと比べ弁の形状が変更されています。しかし、変更されているとはいえ、液が出なくなる原因が改善されているわけではないということですね。以前の弁はトンカチの頭のような細長い形状でしたが、これはお皿のような薄いゴム状の弁に変更されています。
なぜでないのか・・・この弁が片側(フロント側)に張り付いてラインを塞いでいました。ですので。弁もラインも清掃しましたが、フロント側のエアーの出が悪いです。全てを元に戻して動作確認をしても、やはりフロント側の圧が低いようで、出る勢いが今ひとつでした。次回でなくなったら新品交換ですね。
出したウォッシャー液を見てみますと、ゴミやホコリが混ざって沈殿していました。実はウィンドウウォッシャーを使用する機会って一部の地域を除いては限られています。このゴミの沈殿した液が弁を張り付かせたのが原因のようです。
ウォッシャー液はできれば1年で使い切りたいものです。洗車の際にでもウォッシャーを出して、なるべく弁を動かしてあげるようにしましょう。
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)