D.F.Nミッションのクラッチ交換
ガラージュ・ド・リュミエールの福山です。
ちょっと珍しいランチア・ムーザ。D.F.N(セレスピード)ミッションのクラッチ交換を承りました。初めての車種でしたが、基本的な構造はアルファ、フィアット系のそれで、エンジン・ミッションがサブフレームを降ろす必要があり、そのためにはエグゾーストパイプを外したり・・・など、作業性はあまりよくありません。そこで少し工夫してエンジンをうまくずらしてサブフレームにかかる部分をクリア、ミッションのみを降ろして作業を行いました。
例によってクラッチ自体はマニュアルミッションのそれと同様でクラッチ板、クラッチカバー、レリーズベアリングの3点キットを新しくしました。走行距離を考えると少し摩耗が激しいように感じますね。
さらにせっかくミッションが降りているので、ミッションケース上に乗っているセレユニットの作動油も交換しますよ。写真では写っていませんが、最初はオイルは真っ黒でタンクの底には数センチにわたってヘドロ状の物体が堆積していました。タンク内を洗浄して新しいセレオイルを入れました。この後、テスターを接続してエア抜きやキャリブレーションを行います。
ガラージュ・ド・リュミエール