964型911のバンプ・ストップ・ラバーはサスペンションの一部なんです、だから変えると走りも変わる!
メッツスピードの鞍貫です。
本日は996型、ポルシェ911 カレラ4カブリオレの地味ですが、とても重要な部品を交換しています。
今回の作業はバンプ・ストッパーの交換。
恐らく大概の自動車に採用されているこの部品、実はとても重要な部品なのです。
国産車ではラバー製がポピュラーですが、欧州車では強化ウレタンが主流となっています。
このバンプラバーですが、アブソーバーの底付き保護やサスペンション部品の車体との干渉保護などに一役買っている部品です。
近年のスポーツ・サスペンションでは、このバンプラバーにレート特性を持たせ、コーナリング時の最後の要といった使い方での用途も増えていますね。
今回の996のバンプ・ストッパーはウレタン製、経年劣化で崩れてしまうのです。
なくなってしまうと、段差等でアブソーバーが底付きしてしまいアブソーバーが壊れてしまいますし、
コーナリング時のステアの切り増し時やコーナー中の段差等でアブソーバーが底付きし、安全な旋回走行が出来なくなってしまいますね。
特に996のアブソーバーはストロークが短めがデフォルト設定、バンプ・ストッパーは恐らく緩衝材としてだけでなくサスペンションとしての役割を担っているのかと・・・・、
勝手に想像しております。
今回のカレラ4系、所謂4駆はドライブシャフトの作用角度に制限があるのでハブ・キャリアごと外してアブソーバーを摘出します。
スプリングもショート・ストローク・アブソーバー対応の三角錐状のスプリングを採用していますね。
スプリングが線間密着しないのでアブソーバーのストロークを余すことなく使えます。
なので、尚の事バンプストッパーが重要な役割を担ってくる訳です。
ポルシェのバンプストッパー、良い仕事してますよ。
皆様も一度点検してみては如何でしょう?
交換するとコーナリングが変わりますよ!
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