フェラーリF1 312T2 富士スピードウェイを走る
BEN AUTOの馬場です。
3月12日は富士スピードウェイの50周年記念イベントが開催されました。
70年代の熱いバトルの立役者が大挙して集合。中でもToyota 7や76年77年に富士スピードウェイで開催された
F1日本GPの勝者マクラーレン、ロータスtype77、そしてフェラーリ312T2などが登場して富士の空に快音をとどろかせ
多くの観戦者を楽しませました。
今回は30年来の友人が312Tを持って日本まで来たので、少しお手伝いしました。
急きょ決定した参加で、2週間前から毎日15時間も作業をしてきた2名のメカニックと共に車両とチームが到着したのは水曜日。
そんなスケジュールでも、きちんと先週はサンフランシスコ近郊のSONOMAサーキットで
テスト走行までこなしてきたという事で、富士では快音を轟かせ疾走する姿を見せてくれました。
この車両はフェラーリのファクトリーで完璧に手を入れられた後に今のオーナーの手に渡り、
エンジンも数時間しか回していないという代物。オリジナル度も高く多くの部品が当時のままの真のコレクターズアイテムです。
そんなわけで、裏のコーナーでは負荷がかけられなかったのですが、ストレートでのエンジンサウンドは
フェラーリF1の魅力を再認識させるに十分な迫力でした。
楽しい一日が終わってカウルとウイングを梱包し、312T2が帰り支度の木箱に収まったのはすっかり夜になってから。
いずこもレーシングカーを走らせるのは、かなりのクルマ好きでなければできない仕事のようです。