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はたらくエクスプレス 異変を察知しての緊急ピットインで事無きを

武田モーターサービスの武田です。

オートカーの記者が「第三京浜で変わったルノー・エクスプレスを見た!」と興奮気味にやって来ました。
変わったエクスってこちらですか?

フロントフェイスからサイドステップ、オーバーフェンダーまでサンクGTターボ仕様に換装。
エクスプレスでは珍しく低められた車高にクリオカップのホイールとレーシーな装いなのに
どことなくアメリカンなカスタムカーのテイストが漂います。

このクルマのオーナー様はシボレーのフルサイズバンをお仕事に使われているそうですが、
都内での使い勝手が良くないということで、このエクスプレスを入手。
たまたま持っていたという(?)サンクGTターボを部品取りにしてこのクルマを仕上げられたそうです。
カスタムのモチーフにしたというのはサンクの北米仕様としてAMCから発売されていた『Le Car Van』。
本当はLe Car Vanのようにサイドにサークルウィンドウを埋め込みたかったとか。
しかし、Le Carの純正デザインをフィーチャーしたサンバーストのストライプが70年代バニング風でキマッていますね。
普段は純正キャリアに脚立を積んで仕事グルマとして活躍しておられるそうですよ。

・・・と話が脱線しましたが、こちらのエクスプレスの緊急のご来店はというと、エンジン始動時にベルトの鳴きがするのと
上り坂での加速時にエンジンが一瞬落ちてしまうとのことでした。
果たしてエンジンルームをのぞき込んでみますと、オルタネータを固定しているボルトが緩んでなくなっていて
それにともなって位置決めのカラーも紛失していました。これによってオルタネータがずれてしまっていたようです。
さらに上死点センサーのカプラーも抜けかかっていました。

ひととおりの作業を済ませ、診断テスターをかけてみると、ラムダセンサーも怪しいですね。
この初期のインジェクション車はラムダセンサーを適切に機能させるためのヒーターが備わっていないため
比較的寿命が短いという弱点があります。こちらの交換は次回ということで、部品のオーダーを承りました。

仕事車として毎日活躍されているだけに、ちょっとした調子の変化に気付かれてご来店いただけましたので
トラブルが大ごとに発展する前に対処することができました。

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