ブレーキからエンジンまで手を入れ復活したゴルディーニ 最後の画竜点睛は・・・
武田モーターサービスの武田です。
以前にもご紹介したルノー8ゴルディーニ。
車検を取得して公道復帰というご依頼でしたが、しばらく眠っていたクルマということもあって、
やってみるとかなりあちこちに手を入れることになりました。
ブレーキの固着はどうもこの車種ではお約束のトラブルポイントのようで、以前に診た8ももれなく
ブレーキが固着していたのですが、果たしてこのクルマもブレーキの効きが非常に悪い状態でした。
結局、ブレーキのオーバーホールで効きもバッチリ回復しました。
そしてエンジンもどうにも調子が良くないので開けてみるとプッシュロッドが曲がっていることが判明。
プッシュロッドの交換と合わせてヘッドのオーバーホールなども行い、調子を取り戻しました。
一部の部品は海外より取り寄せましたが、おおよそは当社がストックしていた部品で賄うことができました。
そして車検の取得に向けての作業も行いました。バックランプをはじめとした灯火類の適正化や、
オーナー様からのご希望で3点式シートベルトの装着(この車両本来のものは2点式)、
キャブとエンジン調整も排ガス検査をクリアできるように行い、いざ、陸運支局へ。
無事に継続車検を取得でき、晴れて公道復帰となりました。
後はオーナー様に納車するだけですが、その前にバンパーとヘッドライトのリムリングを磨き上げ、
リングをヘッドライトに取り付けます。実はこのリングパチッと嵌まっているだけなのですが、
さすがに古くなってくると固定も怪しくなっています。
このヘッドライトリム、サイズが特殊で他に利用できる汎用品などが存在しないため、
非常に稀少で高価な部品なんです。そこで何かの拍子に脱落しないようにワイヤリングして固定します。
さて、長らくお時間を戴きましたが、いよいよゴルディーニの走りをお楽しみいただけますね。
武田モーターサービス
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