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フィアット500 トーションビームマウント剛性を考察

レッドポイントの赤座です。

お客様からのご相談で、トーションビームマウントの剛性を上げたいとのリクエストがありました。

トーションビームマウントって何?ってかたの為に個所を説明しておきます。

トーションビームスタビライザが目に入ります。

ここがトーションビームとなります。

で、今回の対象はそのマウントです。

アッセンブリを取り外して、ブッシュを抜き取りにかかります。

こんな感じでうまく抜き取れました。

これが純正マウントです。

で、このマウントがどの程度の動きを発するかというと。

IMG_0433-ANIMATION


「画像クリックでアニメーション再生できます。」
マウント支持部にレバーをかけ、クイックイッと力をかけるだけでこのありさまです。

なんとしても強化したいところです。
だって、どれだけ良いサスペンションを装着したって、ここがこれだけ逃げたら仕事量半減ですよね。

で、用意したのがまずはコレ。



強化ブッシュです。

なのですが、組んでみて別の方法に切り替えました。

で、次に用意したのがコレ。

他車種のサスペンションに用いられるピロボールジョイントです。

サイズ的にかなりドンピシャ!当社の旋盤で外寸加工と、ローレット加工を施しました。

ピロボール本体を圧入し、その外側から外輪を抑え込むためのカラーも制作しました。


かなり良い感じでフィットしています。

もう余計な遊びはなくなり、円滑スムーズな動きを見せてくれます。この仕事っぷりはピロボールならではです!

組付けを行い、試運転をしてみると。足の動きのしなやかさの素晴らしいこと。綺麗に動いているのがすごくわかります。

ブッシュの逃げがなくなり、ハードな印象が前面に出てくるかと思いきや、まるで固くありません。

これ、めちゃくちゃ良いかも。

製品化も考えようかな?っと思う完成度です。

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