アルファ・ロメオ156/アバルト500/シトロエンDS3 冷却型リフレッシュの重要性
レッドポイントの赤座です。
まだまだ厳しい残暑が続いていますね。
車にとってもこの暑さは堪えるのではないかと思われます。
そんな暑さで心配になるのが車の冷却系統、ここ数日でいくつかの車種で冷却系統の予防整備を行いました。
まずは先日ドライブシャフトのメンテナンスを紹介させていただいたアルファ・ロメオ156GTA。
クーラントタンクの劣化が見られましたのでクーラントタンクの交換です。
外したクーラントタンクには細かなヒビの様なものが見られ劣化が確認出来ます。
そして新車時から未交換のサーモスタットの交換。
と、ここで予防整備と思って作業を進めていたのですがトラブル発見。
外したサーモスタットを見てみるとサーモスタットが開きっぱなしの状態でした。
日に透かして見ると穴の中に光が見えるのがサーモスタットが開いている証です。
これではエンジンの温度調整が出来ません、交換しておいて正解でした。
部品交換を行い仕上げに冷却水を交換して完了です。
続きましてDS3レーシングのクーラントタンクの交換
何やら冷却水の量が減っています
外したクーラントタンクを見てみると
固定部にクラックが入り微量に冷却水が漏れだしていたようです
この症状は同じ部品を使った複数の車種で同じように起きており早めの交換をオススメしております。
冷却水を交換して完了です。
そして最後にアバルト500
こちらもクーラントタンクの交換
こちらも新車から未交換でしたので予防交換です。
全体に黄ばんでおりよく見ると細かなヒビの様な物が見られます。
まだ水漏れこそ起こしていませんが不安なコンディションですので交換させていただきます。
新品のクーラントタンクは鮮やかな冷却水の色が見えて気持ちがよいですね。
今回3車種の似たような整備を紹介させていただきましたが、樹脂パーツの劣化によるトラブルが続出しております。
新車から年月が経ちまだ交換した覚えの無いという方、早めの交換を行いトラブルを未然に防いでいきましょう。