7年の眠りから覚めたランチア・デルタ・エボ1 / 熱海ヒストリカG.P.でも注目の的に
イコールオートサービスの小楠です。
ランチア・デルタのお取り扱いも多い当社ですが、
こちらのエボ1は7年間ほど不動状態でガレージで眠っていた個体です。
長年動いていなかったデルタはエンジンから水周り、燃料系にエアコン、アシ周りと
問題だらけ。外装も塗装がすっかりダメになっており、硬質な樹脂でできたバンパーや
サイドステップは経年劣化でヒビだらけ、ホイールもガリ傷だらけと
かわいそうな状態になっていました。
今回、7年ぶりに路上復帰させるために
徹底的にオーバーホールとリフレッシュ作業を実施。
実質的にはレストアといえるほどの内容となりました。
完成後のデルタはシャープなラインと深いツヤを取り戻したボディに
キズもなく完全に修正されたホイール。前後バンパーやサイドステップも
キズひとつなく新車以上の精度でフィッティング。
リフレッシュついでに欧州仕様のヘッドライトやサイドマーカーに変更し、
グループAタイプのバンパーリップガードと相まって
精悍で引き締まったアピアランスを手に入れました。
デルタの弱点であるエアコンも、ワンオフのコンデンサーを製作して
R12仕様のままリフレッシュ。真夏でも余裕の効きを実現しました。
そして7年の眠りから覚めたランチア・デルタ・エボルツィオーネ1ですが、
先週末の熱海ヒストリカG.P.にエントリー。世界の名車がひしめく会場内でも
クルマ好きの方々からの熱い視線を集めていました。