ボルボ・アマゾン ボソボソのマフラーをガラス繊維で修理
羽鳥鈑金塗装工業所の羽鳥です。
こちらは修理でお預かりしたボルボ・アマゾン。
「ついでにマフラーがボソボソいっているので見ておいてよ」
と言われ、点検してみると触るだけでも崩れそうな状態です・・・
とても「簡単に」やっておくというような状態ではありません。
特に丸い消音器の部分は笑っちゃうぐらいに朽ち果てています。
しかも過去に何度も修理を重ねてきたようで、バンドやらパテやら
塗料やらでコッテコテ。
「はい、やっときますよ」というレベルのものではありませんが、
お客様に「やる」と言った以上、「できませんでした」はありません。
さて、作業を始めます。
本当はやりたくないけど、穴の周りをガリガリと削っていくと・・・
サビサビで大きく朽ち果てています。穴が笑ってこっちを見ている
顔のようにも見えますが、まったく笑えませんね・・・
ここまで錆びていると、溶接での修理は不可能です。
今回のこの部分の修理。何十万もいただくわけにはいきませんし、お客様もそこまでの修理は望んでいません。
そこで考えます。時間も予算も制限があり、大きな手間はかけられないけれど、
溶接は無理だけど、この部分ならそう熱は持たないから・・・
結論として、ガラス繊維と耐熱用の樹脂で腐食穴を修理してみました。
いままで、この発想はなかったのですが、コレ、アリかもしれませんね。
苦肉の策でしたが、今後自家用車などで実験して研究を重ねてみます。
マフラーのFRP修理。
今回、なぜこのような修理方法に踏み切ったかと申しますと、
・それなりに大きな穴だが 溶接するには母体の鉄板が朽ち果てているので 溶接に耐えきれない
・今までに何度も他部分が修理されている跡がある
・作業のために消音器周りを外すことで 排気管の他の部分が壊れる可能性がある(二次災害 三次災害)
・莫大な費用をかけられない
といった理由がありました。
このあと、エンジンをかけて最終確認ですが、
修理した部分がボロっと取れたら泣けるなぁ〜(そんなことにはなりませんが)
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