996型ポルシェ911カレラ系エンジン 定番化しつつある/オイル漏れ修理/早めが良い訳
メッツスピードの鞍貫です。
本日は最近定番化しつつある、です。
このエンジンはウィークポイントが多々・・と言うか多すぎる気がしますが、そのうちの一つプラグホールからのオイル漏れ修理です。
このエンジン、ヘッド本体とタペットカバーの間にハウジングが挟まる2階建て?構造になっています。
バリオカム機構を収める為なのか、カムの回転モーメントを軽減させる為なのか、昔のホンダのエンジンの様な構造です。
当然、ヘッドにプラグホールが開いているのですがタペットカバーからハウジングを介して距離が結構あります。
その開いてしまったトンネルを今回のオイル漏れの原因、ヘッドとタペットカバーを繋ぐ樹脂製のパイプが繋いでいる構造になっています。
このパイプですが両端をOリングがシールしているのですが、熱と経年で硬化収縮してオイルが漏れてきます。
漏れてくるとプラグがオイル漬け、イグニッションコイルもオイルまみれ、最悪ミスファイアを引き起こしエンジン不調の原因に。
早期発見、早期修理が望ましいです。
今回は綺麗なガレージの床に1滴オイルが垂れたので、オーナー様が機転を利かせ点検に持ってきて頂き発見出来た次第です。
今回も早期発見でしたが、一度も交換暦のなかったコイルと、定期交換部品のプラグも同時交換させて頂きました。
今回の作業も当社は最初どう交換しようか頭を悩ませましたが、SSTを製作する事で解決。
大幅な時短で作業が出来るようになりました。
エキゾーストを掻い潜り、狭い所で作業する事に変わりはありませんが笑。
今回もSSTの活躍で無事作業完了。
色々な場所にプラ、樹脂の部品を多用している為、定期交換パーツが増えますね。
少しずつ、壊れる前に、大事になる前に交換をオススメさせて頂こうかと思います。
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