シトロエンC6ディーゼル 整備やご相談/増加中
RS UNOの星野です。
もう7月です。
これから災害を含めて心の準備が必要な時期になりました。
九州で大雨が降り大変な事になっていますが、避難をせざるを得ない状況になって
落ち着いて早期の行動が自分にできるのでしょうか。
被害に遭われている方に心よりお見舞い申し上げます。
最近、シトロエンC6ディーゼルの整備やご相談を頂く事が増えております。
本音で言えば、私はディーゼルの修理はあまり受けたくありません。
足回りなどは別ですが、それはエンジン部分等の事が完全には把握できていないからです。
経験の無い物を満足いく修理ができる自信がありません。
ちゃんと整備するにはそれなりに勉強をしないと問題解決に時間ばかり掛かり
仕事が回らなくなってしまいます。
と言ってもお受けしているのが現状ですが・・・
従いまして、お電話でのご相談に少々きついお話をしておりますがどうかご容赦頂ければと思います。
さて、やはりディーゼルで多い問題が高圧のインジェクター等、燃料供給の部分です。
上の写真は、各インジェクターの補正を診断器で診たものです。
補正とは簡単に説明しますと、エンジンをスムーズに回転させる為にインジェクターから
噴射する燃料を足し引きしている事です。
2・3・6番の補正が均等ではありません。このまま行くと2・3・6に問題が出る可能性が
高くなります。
診断をする事で今の状況が判断できる訳です。
今はピエゾ式のインジェクターも噴射の状況を見て清掃をして、性能を復活させる事が出来る
ようになりました。
点検整備を怠って乗り続けていると、ある日不調になり大きな出費に繋がります。
ディーゼルのインジェクターは高価です。
トヨタのハイエースでも約6万円/本 しますし、C6はピエゾ式で約9万円/本 します。
6本ですから工賃含めると大きな出費です。
日本に入っているディーゼルは並行車のみですので、部品の供給にも多くの時間が
掛かります。
個人的には、燃費が多少良い事や、下からトルクがある余裕の加速だけで選ぶには
冒険です。(思ったより五月蠅いですし)
診断をして早期の場合は、燃料添加剤をお勧めしています。
弊社在庫の2.7HDIでしばらくテストしました。
このC6はE/Gフォルト点灯で診断の結果1・2・6番の補正不良でした。
添加剤を添加後、3日目にはフォルトが消えて補正値を診ると、ばらついていた補正値が
だいぶ整ってきていました。
注意)添加剤は多数販売されていますが、どのメーカーを入れても同じ事になる保証は
ございませんので、安易に買って入れる事はお勧め致しません。ご理解頂ければ幸いです。
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)