ジェイ・エンジンの永瀬です。
初代ルノー・カングーが2台作業のご紹介です。

1台目は色々と問題が多い車両でした。一度下見してから再入庫していただき作業を進めていきます。
少し前にタイミングベルトは交換したらしいのですがなぜか工具をつけるときに交換が必要なカムキャップがヒビヒビでオイルが漏れていましたので、純正のキャップに交換。
社外品が付いていたのか、外さずに作業それなりでしたのかは不明です。
エンジンマウントも潰れきっていてタイベルと同時作業なら工賃掛からなかったのになーと思いつつ純正マウントに交換しました。乗り心地も良くなる大事な部品です。
スパークプラグを点検しましたらRXプラグが付いていましたが、接地側のルテニウム電極が無くなってものすごく大きなギャップになっていました。

イリジウムプラグに交換してこれだけで調子が良くなりました。
RXプラグをつけている車は細やかなメンテナンスが必要になってきそうですね。電極が細いのでヘリが早いようですよ。
左ラックブーツは切れていていつもの国産ブーツ流用で交換、左タイロットエンドもガタガタで交換。
ショックのアッパーマウントもエンジンルーム側で信じられないクリアランスで付いてます。これは部品の変更に伴って色々組み替えるのですが、それが新旧混ざった部品となっていました。なんとショックは新品が付いていたのでアッパーマウントは変えてなくてこのようになったようですが意味不明ですね。バンプラバー＆ブーツも切れていましたので同時交換しておきました。
クーラントを交換しましたがエア抜きバルブが折れまして、ネジ修理して対策バルブに交換しておきます。
エンジンがかからなかったことがあるということで定番のTDCセンサーを点検、既に半田付けがされているようでしたがハーネス側にギボシで付いてます。これじゃー意味ないので全部半田をやり直して付け直ししました。
エンジン始動直後にエンジン回転が低いのでスロットルをクリーニング、ついでにマニホールド側のOリングも固く変形しているので同時交換です。Oリング￥2000しないので同時交換がいいですよ。
リアゲートも時々ロックしないとのことで現在症状ないですが、アクチュエーターを交換しました。これも定番ですね。
エンジンオイルはユニルオパールX－TRAで交換、エアコンフィルター＆エアフィルター、バッテリーも交換、メンテナンス全然できていないのでまとまって交換時期が来てしまっています。まだ交換するところが有ります。
フロントブレーキパッド＆ローターが限界、オリジナルの低ダストパッドAP8000とOZローターに交換してクリーン＆ロングライフを狙います。効き方も自然で疲れません。
ちなみに自分のカングーにこのパッドで10万キロ無交換でまだ残量があります。
次の1台は車検にてお預かり、毎回入庫していただいている車両なので履歴がわかってやりやすいですね。
今回は油脂類の交換がメインの整備になります。
エンジンオイルはリーズナブルなアッシュSマルチを使用、ブレーキオイル、クーラントの定番2年ごと交換、バッテリーも限界に近くなっていましたので交換。エアコン＆エアフィルターも交換。
発煙筒の期限切れでLED非常灯に交換してもらいました。これは￥1000で通常の懐中電灯としても使えますのでお勧めです。点かなくなっても電池交換で次の車検もこれで大丈夫です。
日頃のメンテナンスは大事だと思った案件でした。