シトロエンDS3 軽量フライホイール取り付け開始/取り付け時の注意ポイントなど
レッドポイントの赤座です。
ムルティプラの大物作業が一段落しましたので、作業着手の順番待ちをして頂いていた
シトロエンDS3スポーツシックの作業に着手します。
走行距離こそは少ないですが、軽量フライホイールの組み付けご依頼を頂きました。
ターボパイプ・BMC CDA・レデューサと、色々なパーツが組み付けられている事が瞬時に
把握出来るエンジンルームです。
まずは、各部の分解から開始します。
エンジンルームを分解し、サブフレームを取り外します。
トランスミッションを取り外します。
ミッションジャッキにブラケットを固定し、ブラケットにミッションを固定し、
安全な状態で取り外しています。最近の車はミッションが重たいので。。。必死に頑張って
腰を痛めるよりも、確実な方法を選択するような年齢になりました。
今回のDS3に装着されていたフライホイールは、RCZや208GTIなどと同様な、ハイパワーモデル
に装着されるタイプでした。形状・重量などが異なります。
約7キロの軽量となります。
以前にもDS3の際に同じ様なデータをご紹介しています。
合体重量は、今回方が軽量品という事になります。体感度もこちらの方が少し軽快に仕上がります。
トルク+角度での締め付けと、締め付け管理用のマーキングを施しています。
今回のタイプのクラッチを組み付ける際には、少し注意が必要です。
クラッチディスクの表・裏が分かりづらい設計です。
書いてある事を読めば、どの向きで組むかは分かります。
正しくクラッチカバーに乗せると、フェーシング面がプレッシャプレートにピタッと乗ります。
気を付けなければ、表裏を間違えて組み付けてしまいますので、同業者の皆様はお気を付け下さい。
トランスミッションは、使用過程においてかなり油汚れが付着していましたので
洗剤とスチーム洗浄にてキレイに洗い流しました。
いつもの事ですが、レリーズシリンダ兼ベアリングも交換します。
軽量フライホイールの効果がうまく作用し、軽快に鋭く回るエンジンに仕上がります。
部品を待つため、一時中断ですが直ぐに再開できますのでもう暫くお待ち下さい。