ルノー・ルーテシアRS 車両点検でわかる/あんな事やこんな事
レッドポイントの赤座です。
これから当社でのメンテナンスをご検討される方に向けて、ご新規様の車両点検を行っています。
クルマはルノー・ルーテシアRS。
点検内容は多岐に及ぶ為、半日ほどのお預かりをさせて頂き、施工しています。
これから必要になる整備を、お客様と当社とで情報共有することで、最善の整備をご提案できる様になると考えています。
今回も、点検の結果色々な事が見えてきました。
サスペンションテストによって、浮き彫りになったのは路面粘着率の左右差です。
以前の結果と同じ事が起きていそうです。
ストラットアッパーマウントの劣化が原因です。
お客様との試運転において、右前のサスペンションの違和感を指摘させて頂いたのですが
結果がずばりと右前の不具合でした。
細かいことですが、リンクロッドのワッシャの入る位置に誤りがありました。
見慣れていないと、見落とす内容です。
バッテリケースのフタの納まりが悪いなと思ったら。
バッテリの背が高いことが原因でした。
バッテリテスタで、充電回路の点検も行います。
エンジンルームを見ていると、んん?な箇所が!
バキュームホースのささる部分が放し飼い状態に。。。
ちなみに、ここはインマニ負圧が掛かる場所です。
2次エアーを吸ってしまい、希薄燃焼となります。危険です。
ホースを探してみると。
なんだか、下の方へと紛れ込んでいます。
マジックハンドでなんとか出してこれました。
きちんと元通りに取り付けます。
差し込んだ瞬間、アイドリングが非常に乱れました。
長期的に、エアー吸いの状態で走っていた事で、ECUの補正がかかり燃調が濃い方向に
なっていた為、ホースの取付の瞬間に異常にガスが濃い状態となったというわけです。
これだけで、エンジンの調子はかなり良くなったはず。
点検はすごく大切です。