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フィアット500 クラッチオーバーホール/ドライブシャフトメンテナンス

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レッドポイントの赤座です。

年末ムードが高まってまいりました。クリスマスが近づくと、ワクワクよりも焦りを感じてしまう様になってしまいました。周囲を走る車の動きも何となく急ぎ気味で、師走ムードが高まっていますので、お車の運転には皆さま十分にご注意ください。
残りの作業日を数えると、まだまだ完成を急ぐ車が豊富ですので、1日1日を無駄にせず、日々の作業に取り組んでいます。フィアット500ツインエアーは車検整備でのご入庫です。今回は以前より打ち合わせしていました、クラッチの交換も合わせて行います。

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各部の分解を一気に進め、トランスミッションを降ろします。

走行距離は8万キロを越えていますが、ダイヤフラムカバーのセンターは、随分と消耗の痕が確認できます。段付きの消耗が見られ、ゴー・ストップの多い使い方をしていたことが分かります。
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レリーズベアリングも完全にグリスが抜け、本来の機能を失っています。
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クラッチディスクの消耗は多く、スリットが消えかけの場所も有り、リベットの頭も表に露出しかけています。
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フライホイールの増し締めを行います。締め付けはトルク+角度締めです。最近は、作業頻度の多い車種については作業場の側に書き加えており、トルク管理の効率を上げています。
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既に空きが無くなってきています。

レリーズフォークや、ベアリングブッシュも交換を行います。
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この形状のレリーズフォークレバーは経年劣化により、クラックが入り、折損する場合もあります。今は状態が良くてもトランスミッションを降ろした際には交換しておきたい部品です。

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トランスミッション本体の洗浄を行い、ピカピカになりました。

クラッチカバー・ディスクを新調し、組付けを行います。
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ドライブシャフトのメンテナンスを行うため、各部の分解・清掃・点検を終えました。
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最近の車は、ブーツの耐久性が上がり、ドライブシャフトメンテナンスを行う機会が減りました。内部のグリスは劣化が進行します。また、少量ずつのグリス漏れが気づけばグリス無しの状態になる事も少なくなく、要注意ポイントです。

 

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