ルーテシア3 R.S.やアバルト595などブレンボキャリパーのOH+ステンメッシュホースへの変更
こんにちは、レッドポイントです。
ルノー・ルーテシア 3 R.S.のブレーキ廻りののメンテナンスと強化を承りました。
今回行う作業は以下の内容です。
フロント用ブレンボキャリパのオーバーホール
リヤ用キャリパーのオーバーホール
ステンレスホースへの変更
ハンドブレーキケーブルの交換
ブレンボキャリパーのシールキット(リペアキット)は純正供給されるケースは殆ど無く、
純正品で対応する場合はキャリパーの交換となります。
あまりにも勿体ない話ですので、当社では各車種用のブレンボリペアキットを取りそろえています。
今回は、ブレーキシステムへの問題が起きたわけでは無く、時期的・距離的に
そろそろメンテナンスを行う予防整備としてのブレーキ整備となります。
ブレンボキャリパを取り外し、ピストンを抜き取り内部の点検を行います。
トレントによる洗浄を行い、ピストンやシリンダの点検を行います。
無塗装のキャリパーは、カラーキャリパと比較すると錆びによるダメージを受けやすい箇所もある為、
定期清掃と必要箇所へのグリスアップが不可欠です。
特にパッドを固定するロックピンが、キャリパーボディに固着する事態は気を抜くと誘発するため
念に一度の管理を心がけると安心です。
リヤキャリパーも同様に分解・清掃を行います。
リヤキャリパーにはハンドブレーキ機構も備わるため、フロントよりもリヤのほうが手間が掛かります。
キャリパーシールとダストブーツを組み替え、組付けを行います。
新しいシールにピストンを組む際にいつも思いますが、ピストンを入れる際非常に軽い力でスムーズに組む事が出来ます。
使用過程を経たキャリパはプライヤなどで力を掛ける必要があります。
今回、ディスクロータの交換は行っていませんが、せっかくの機会なのでロータのハット部と、
外周部に防錆塗装を行いました。
以前はシルバーのディスクでしたが、足元引き締め効果を狙いブラックをチョイスしています。
その後ブレーキホースを組み付けます。
ステンレスホースは、耐久性が高い事と、ブレーキ操作時の油圧の逃げ場をギュッと抑え込む事が可能なため
軽い性動力〜ハードブレーキに至る全域でタッチ・操作感があがります。
あらゆる車をステンレスホースにしたい位、自分はこのフィーリングが好みです。
元気に走れる車は、しっかり制動できる事が大切です。
ブレーキメンテナンス・ブレンボメンテナンス・オーバーホール、全般の作業はお任せください。