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VWゴルフABS修理 アッセンブリー交換45万の見積もり 可能な部分をOH対応で大幅にコストダウン

Jスクエアの永井です。
フォルクスワーゲン・ゴルフのお客様がABS修理でご来店いただきました。

お客様は当社へのお問い合わせ前に、ディーラー様にて診断とお見積もりをされたとのことで、
その結果は、ABSユニット(アッセンブリー)交換で見積価格は約45万円というものでした。

高額な修理費用を少しでも安くできないかと探したところ、当社のウェブサイトを見つけ、
ご連絡いただきました!
 
 

症状・診断

点灯していた警告灯はこちら
・ABS
・ESP
・サイドブレーキ
・ハンドル
 

診断機で読み込まれた故障コードはこちら
左側が診断機で表示された内容で右側は必要な対応です。
・1130  ABS作動当てはまらない信号→→→→ABSユニット基盤新品交換
・01276 ABSハイドロリックポンプV64故障→ABSポンプ修理(当社でのオーバーホール対応)
・16352 ABS ECU故障→→→→→→→→→→(ABSユニット基盤新品交換)

ABSユニットの基盤部分は新品交換し、ポンプ部分は弊社でオーバーホールしていきます。
ABSユニットは『基盤』と『ポンプ』でできており、両方ともオーバーホールできることもあれば、
今回のように、片方は新品交換になるケースもあります。

それでも、ABSユニットを丸ごと交換するよりはコストを抑えることが出来ます。
 
 

ABSユニット取り外し

この車両のABSユニットはバッテリーの後ろ下あたりに装着されています。
バッテリーとステーを取り外すと、ABSユニットにアクセスできます。
配管とコネクターを外し、ユニットを取り出します。

こちらのABSユニットを修理していきます。
 
 

ABSユニット修理〜コーディング

今回のケースでは基盤部分の修理が不可能なので、ポンプ部分のみオーバーホールを行います。
 

ABSユニット交換キットにバルブシールが入っているので、これを新品に交換します。
 

基盤を新品に交換し、ポンプを修理したABSユニットを車体に取り付けると、
そのままではコーディングエラーのコードが入力されてしまいます。
 

予め抽出しておいたコーディングデータを新しいユニットに入力します。

この35〜38ケタのデータは、そのクルマの仕様や装備などによって数値が変わってきます。
ディーラー様では車検証からコーディングデータを生成できますが、このように予め抽出しておけばOKです。
当社でもABSユニットにアクセスできず、データの抽出ができないようなケースでは、ディーラー様に作業を依頼しています。
 

コーディングをした後は基本調整を実施します。
 

ブレーキの圧力調整を実施しています。

車両のブレーキペダルを診断機から要求されたペダル踏みしろを調整しているところです。

最初にInput valvesのバルブ調整を実施します。
 

続いてMCI valvesを調整し……
修理完了です!
 
通常、全てを新品交換すると約45万円かかるケースでしたが、
当社では半分を新品交換、半分をオーバーホールすることで、10万円以上お安くすることができました。
ABSユニットの故障には様々なケースがありますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。

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