ジェイ・エンジンの永瀬です。

ルノー4GTLがクーラー付きで2台たまたま同時にお預かりしました。

作業内容も酷似していましたね。

1台は1年点検になります。

一度軽く下見させていただいた時にブレーキホースのヒビが見られたため、予め用意しておいたオリジナルのメッシュホースに交換しました。純正よりも安いのでこのチョイスになります。

最初のオーダーは、オイル交換やウインドウノブの剥がれ位であまり項目も多くなく、すぐに終わるかと思いきや、診ると色々出てきます。

まずは簡単なところからエアフィルターの汚れ、これはいいでしょう。

ミッションオイルが漏れてますが、これはテーパーネジのドレンにシールテープ巻いてないからでした。

スパークプラグが違うものが付いている、これも熱価が違うので正規に交換。

で、ディスビの進角用バキュームホースが外れていて、メクラをしてあります。なんでかなぁと思いつつ繋ぐとエンスト？？なんで？

納車整備の際にこの先を直さないでメクラで対応したものと考えられます。

で、これを見ていくにはディスビ内を確認する必要があるのですが、FEMSAディスビはポイントがプレートの裏についてるので外してみたところ、進角するとポイントギャップが無くなるのと、ポイントのスプリングが折れる寸前で、触ったら折れました。

エンコしなくてヨカッタです。二個一で仮組みしたら調子よくなったので、お客様に連絡。出来の良いディッセリア製のディスビに交換することになりました。国内最後の1個でしたが取り寄せ交換調整しました。が、また落とし穴が。

マニホールドに繋がっているバキュームホースとアクセルワイヤーが干渉しているので、ホースを交換して軌道を変えました。

その際中にオリフィスが入るのですが、ここにもメクラ栓がありました。

オリフィス製作取り付けしましたが燃調が狂うので再調整して何とか調子を取り戻しました。

右のロアボールジョイントもガタガタなのでタガネを使っての交換となります。力仕事で手がプルプルに！

他にも多少あったので1年点検や車検よりも濃い作業となってしまいました。

もう1台はエンジン不始動でレッカーにて入庫。

調べますとこれも火花が飛んでません。

この車もFEMSAなのでばらしたらポイントの配線が切れてました。多分実際には切れる寸前だったのでしょう。

たまにぶるんといってました。

こちらはポイントの交換と、調べましたらバキュームダイヤフラムが切れていて、進角しません。これも部品取りから二個一にして修理しました。

右のドライブシャフトブーツはレッカーやさんが切ってしまったようですが、直してほしいとのことで同時修理しました。

どちらの車も窓のオープナーの剥がれあり貼り付けしてデジャブ作業もありでしたが、何とか期限内に完了することが出来ました。

2代目ルノー・メガーヌR26Rは車検でお預かりいたしました。

新車を買っていただき、未だにワンオーナーで1万キロ台ですが、年式にはかなわず打ち合わせの上、タイミングベルトとウォーターポンプを交換しました。

同時にエンジンマウント3点と、クランクプーリー、補機ベルトセット、劣化にてエアフィルター、ヒビが爪に引っかかるようになっていましたので、ラジエターサブタンクも交換してしまいます。

ヘッドランプも右側通行のままでしたので、今回左側通行用へ交換、これで普通に車検通ります。

バンパー外すのは久しぶりだなぁ。ちょっと爪の引っかかりが厄介でした。

バッテリーを充電したり、バックフォグを変更したり本国仕様から日本の車検対応へと対応作業も今回はまとめてしていきました。