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プジョー106の空調修理 内外気切り替え部のリダクションギアのリペア



こんにちは、レッドポイントです。
こちらのプジョー106はダッシュボードを取り外してヒーターコアの交換を行いました。
交換後の組み付け時に、その他細かな作業を合わせて行いました。

ほとんどの106で機能不良になっている、エアコンの内気循環と外気導入を切り替える部分が
このクルマでも故障していました。これは内外気を切り替えるフラップを作動させるモーターまわりの不具合です。

フラップのモーターが設置されているのは、ちょうどグローブボックスの上の奥の方です。
ダッシュボードを外すか、半分ずらしてでなければ交換作業が行えない部品ですね。



 
この内部には4個の樹脂製のギヤと小さなモーターで構成されています。
樹脂製ギヤの耐久性が低いのが原因ですが、ことごとくギヤの歯欠けが発生し、作動不良を起こします。
画像から確認出来ますかね?最上段にある大きな外周のギヤが変形しています。
その相手の小さなギヤはよく見ると歯が存在していません。耐久性に劣るのですね。



 
通常はアクチュエータ本体を交換しますが、今回はお客様が用意された金属製のギヤに組み替えます。



組付け位置の調整や、センターシャフトの抜き換えなど慎重さを強いられる場面もありますが、これなら歯欠けは防げそうです。
アイデアから生まれたであろう、素敵な製品だと思います。
 



車検整備でのお預かりですので、その他の作業も含め引き続き作業を進めます。

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