CE9Aランエボのルーフ交換 長持ちするように裏側にも考慮 生産終了の部品も
羽鳥鈑金塗装工業所の羽鳥です。
約30年前のクルマとなる、第1世代のCE9A型三菱ランサーエボリューションの
ルーフのサビ修理で、ルーフパネルを交換する作業の続きです。
こちらはオープントップとなったランエボ。
外されたルーフを見てみましょう。
屋根を支える梁とルーフパネルとの間に入っている接着剤が悪さをしてサビを発生させ、
ルーフ表面にサビが出てくる。
屋根の裏側から表側に侵出してきたサビは、表側からサビ止めしても止まることはありません。
こちらはユーノス/マツダ・ロードスターのサイドシル後部ですが、要はコレと一緒ですね。
サビは内部から来ているので、表面を直しても直しても・・・裏側からサビが湧き出してきます。
この部分、ルームランプが付く部分が特にサビていますね。
裏側のサビが時間をかけて表面に出てくるんですね。
こりゃ、普通はわかりませんよね・・・
で、サビた部品を取り払い、
新しい梁を取り付けます。残念ながら、中には「最後の1個」なんて部品もあり、今後は供給終了だそうです。
これからどうしよう・・・とも思いますが、その時でできる最善の作業をするだけですね。
新たに取り付けるルーフパネル。裏側を塗っておきます。
この裏塗り、ちょっと面倒だし、仕上がると目に付かないので塗らない修理屋さんも多いですが、
裏塗りをするのとしないのとでは、その後の部品の保ちも違ってきます。
そしてルーフパネルの取付け。
裏にも『サビない糊』を入れて、接着します。
こうして自動車のルーフを交換します。
もちろん、パネル交換ではなく、修理で・・・という選択もありましたが、
ここまでサビてしまっていると・・・まだ部品が出るクルマならば
交換してあげた方が良いと思いましたので、このような対応となりました。
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