ポルシェ968ティプトロ カキンと異音/フライホイールとトルクチューブの間/ゴムダンパーが原因
メッツスピードの鞍貫です。
1993年製ポルシェ968ティプトロの異音を見ています。
エンジン始動時やDレンジにシフトした時、Rレンジにシフトした時に『カキン』という金属音がするとの症状です。
これは間違いなくフライホイールとトルクチューブの間に入っているゴムダンパーの不良ですね。
ポルシェ968ティプトロの定番整備ヵ所です。
細いトルクチューブの保護目的だと思うのですが、クラッチ板形状のダンパープレートが採用されています。
フライホイール(エンジン側)からの入力トルクをトルクチューブに伝える際、緩衝するものが無いとトルクチューブにストレスが掛かってしまいます。
このダンパーで唐突な入力トルクを緩和する目的の部品になります。
しかしこの部品、ゴムの塊の板でできた部品ですので経年劣化やエンジンからの熱害でゴムが硬化してしまいます。
今回も初期症状ですが硬化が始まり、崩れかけています。
完全に崩れてしまうとトルクチューブにダイレクトにトルクが掛かり、トルクチューブがねじ切れてしまうトラブルに発展してしまう可能性もあります。
ゴムの状況は点検窓からある程度様子を伺う事が可能です。
気になる方は早めの点検をお勧め致します。
現在部品の到着を待っているので、交換作業の様子は後日お送りできたらと思っています。
※冬季休暇のご案内・・・・202012月30日~2021年1月5日まで冬季休暇とさせて頂きます。御迷惑お掛け致しますが、宜しくお願い致します。
MET’S-SPEED(メッツスピード)
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