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E38型 BMW 7シリーズのABS修理 ディーラー見積もり50万超え? プリチャージポンプのOHで対応


Jスクエアの永井です。
E38型 BMW 7シリーズのお客様がABSランプが点灯しているとのことで来店されました。

お客様曰く、同モデルのABSランプ点灯についてWEB検索したところ、ディーラー様でのお見積もりが
「50万円超え」もざらにあるとのこと。そこで低コストでオーバーホール対応できる弊社にご相談くださいました。
それでは診断していきましょう。
 
 

診断


入力されていた故障コードはこちら

02841 0067 DSCステアリング舵角センサーが完全な舵角を送信しない

 


故障コードから原因は舵角センサーを疑いましたが、舵角センサーのハンドルを動かしての読み取り数値に変化がないので
舵角センサーは正常のようです。
 


次は下記の3つのセンサーを調整し、試運転します。
❶ ステアリング舵角センサー
❷ 回転数センサー
❸ 横方向加速度センサー

走行テストで速度が20キロに達した時点で警告ランプが点灯しました。。
そこで「舵角センサーの初期化が上手くいっていないのではないか」と考えました。
しかしながら試運転の結果、こちらも問題ありませんでした。
 
 

再度診断


故障コードをリセットし、再度診断した結果、新たな故障コードが出てきました。

02841 005C DSCブレーキプレッシャーセンサーテストブレーキ圧力に関することもの。ABSランプ点灯に重要
0072 カムシャフトセンサーカムシャフトセンサー信号バンクエンジン警告ランプが点灯してないため重要な故障と判断しない

まずはブレーキプレッシャーセンサーのテストをしましたが、正常な数値を示していました。
あとはポンプ系の作動不良が考えられるので、DSCポンプ、プリチャージポンプのアクティブテスト(矯正作動させる)をします。

・DSCモーター→正常に動く
・プリチャージポンプ→動かない
・プリチャージポンプの強制駆動を実施→ABSランプが点灯

この結果、プリチャージポンプに不具合があると断定できます。
 
 

プリチャージポンプ


プリチャージポンプは矢印の箇所にあります。
 


プリチャージポンプを分解してみると、ベアリングとシャフト部分がサビで一体化していました。
これではモーターが動かないどころか、モーターが焼けて火災なる危険性もあります。
 


ベアリングを新品に交換し、正常に動くようになりました。
E38のプリチャージポンプは部品だけで20万円ほどしますが、日本国内に在庫がなかったため、オーバーホールで対応しました。
モーター系の故障、DSCユニット故障などは修理で対応できることが多いです。
お気軽にお問い合わせください。

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