930型ポルシェ911カレラ エンジンの音が大きくなった タペット調整 オイル漏れ ファンベルト交換など
こんにちは、Jスクエアの永井です。
ポルシェ911 タイプ930カレラのオーナー様から、「エンジン音が大きくなったように感じる」
とご相談をいただきました。
実際に、クルマを拝見したところ、以下のような症状が見られました
・エンジン音の大きさ
・プラグコード、ファンベルトなどの劣化
・ヒーターから風が出ない
・マフラーのサビ
これらをオーナー様にお伝えし、上記の内容を修理することになりました。
タペット調整
エンジン音が大きくなっているときは、バルブクリアランスが規定値より狭くなっている可能性があります。
そのままにしておくとエンジンに良くないこともあるため、早めのタペット調整をオススメします。
タペットカバーを外してクランクプーリーを回して1番の上死点を出し、
インテーク側、エキゾースト側のタペット調整をします。
1-6-2-4-3-5の順番で行います。
オイル漏れ修理
エキゾースト側のタペットカバーからオイル漏れがあったため、新品部品と交換しました。
作業を担当するのは弊社Youtubeチャンネルでもおなじみ、ポルシェ整備歴20年の井口メカ。
今回、インテーク側のタペットカバー・パッキンは再使用。
液体ガスケットを塗布します。
プラグ、ファンベルト交換
プラグを新品に交換します。
プラグコードも劣化していたため、併せて交換します。
写真下が新品です。
ファンベルトを交換、調整します。
ヒーターモーターの交換
ヒーターの風が出ない原因は、ヒーターモーターの作動不良でした。
こちらも交換します。
フロントトランクにある、フレッシュエア・ブロアモーターの風量が弱いので、こちらも点検します。
▲フレッシュエア
こちらはエアコンシステムが装着されていないクルマに付いている機構です。
フレッシュエアの役割は、新鮮な外気を取り入れるサーキュレータのような働きをします。
風が弱かった原因は、ブロアモーターのステータコイルの不具合でした。
マフラー交換
錆び付いていたマフラーも交換します。
サビの影響で、ガスケットを外すのがなかなか大変でした。
新品のマフラーに交換が完了しました。
全工程終了
以上ですべての修理作業が完了しました。
マフラーなど目に見える部分もかなりキレイになりました。
エンジン音が大きく感じる、マフラーのサビ、エンジンオイル漏れなどは
空冷のポルシェではよくあるケースです。
上記の症状でお困りのオーナー様は、お気軽にご相談ください。
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