ポルシェ944S2カブリオレ クラッチ交換作業/部品バージョンアップ
メッツスピードの鞍貫です。
本日は1989年式ポルシェ944S2カブリオレのクラッチ交換作業を進めています。
当社お陰様でFRポルシェのお客様は多い方だと思いますが、その中でも944Sに次ぐレアモデルがこのポルシェ944S2カブリオレ。
独特の低い幌形状ルーフと、944とは異なるノッチバックスタイルが目を引く唯一無二なシルエットが魅力的ですよね。
流石のポルシェ、カブリオレになって弱くなったシャシ剛性をアンダーフレーム二重化、キャビン接合部にガセットを入れる等で見事に高剛性なスポーツカーシャシになっています。
カブリオレでも剛性感たっぷりなスポーツカーなのです。
さて今回はクラッチが滑り始めているとの症状で御入庫頂きました。
走行距離も少なく、恐らく初めてのクラッチ交換でしょう。
工場内に入れる際、クラッチをミートさせた直後もの凄いジャダーが感じられました。
944世代のクラッチはクラッチディスクのダンパーにゴムが使われていましたが、ATのフライホイールダンパー同様ゴムが痛んで振動を吸収できなくなっていますね。
作業はサクッとマフラー、トランスミッションを車両から降ろしトルクチューブを後方にずらし、やっとクラッチにアクセス出来ます。
クラッチを分解してみると予想通り、ゴムダンパーが崩れていました。
今回はクラッチのミートフィーリングも良く、ジャダーも発生しにくいスプリングタイプのダンパー内蔵のディスクへバージョンアップです。
交換後はスポーツカーらしいスパッと繋がるミートフィーリングになりました。
これで気持ちの良い季節をオープンで満喫できますね!
944系でジャダーが気になる方、是非一度ご相談下さい。
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