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S124型メルセデス・ベンツ320 TE スターター回らず、ニュートラルスイッチ、オルタネーター 交換

SEEの西城です。

S124型メルセデス・ベンツ320 TE

先日、突然スターターが回らなくなったということで、インヒビタースイッチを交換します。ニュートラルスイッチとかとも言うそうです。

コネクタ

スイッチはAT本体の横っちょに付いていますが、クリアランスがキツくて結構大変です。ロックを回してコネクタを抜いてみましたが、モールドがヒビヒビです。これ以上崩れないように自己融着テープなどで補修しておきました。

新旧ニュートラルスイッチ

画像上側が付いていたスイッチです。5ピンに見えますが、電極自体は4つです。白いリングのような部分がコネクタのロックです

取り付け

結構キツキツに付いています。ミッションのマウント部分を少し緩めて下に下げたほうがやりやすかったかもしれませんが、そのままやりました。当然交換後はPの位置でもスターターが回るようになりました。直って良かったです。

ファンシュラウド

お次はオルタネータの交換です。以前から、アイドリング時に照明類の明るさが不安定で、エンジンの回転数に合わせて明るくなったり暗くなったりします。ちゃんとオシロを当ててみてみればいいのですが、症状的にオルタネータの3相のうち1相が欠けているような感じなのでオルタネータを交換してしまいます。最近は新品のコア返却必要無しのものが23万円で買えたりします。で、オルタネータを交換するにはドライブベルトを緩める必要がありますが、そのためにはまずファンシュラウドを外します。

ラジエタファン

シュラウドを外してこの状態にしないとベルトを緩められません。でも、さすがベンツ、シュラウドの脱着は簡単にできるようになっています。テンショナのロックボルトを緩めてからアジャスタナットを回してベルトを緩めます。

新旧オルタネータ

左が付いていたものです。なんか、後ろ側の作りが違っています。それでも付かなくは無いので付けました。ターミナルの位置が違うので、ケーブルの取り回し向きを変えなくてはなりませんでした。しかも向きを変えるとケーブルの長さが足りないので、上のほうからケーブルを引きずりだしてきて帳尻を合わせました。交換後は照明が明暗する症状が無くなって良好です。

オイルフィルタ

ついでにエンジンオイルの交換もお願いされたので、フィルタも交換します。ノーブランドのフィルタですが、ちゃんとドレンボルトのワッシャも付いていて良心的です。フィルタを交換すると、オイルは8リットルも入ります。Petro-CanadaSupreme10W-40を入れました。

リアゲートの内装

あとはリアゲートのダンパーも換えて欲しいとのことで、まず天井の内装を剥がします。ネジ留めされている樹脂のカバーを外すと、生地が3か所引っかけられているのですが、破らないように気を付けて外します。

ダンパーはフレームの中

ダンパー自体はこのフレームの中に入っています。左右1本ずつです。これを外すのが慣れないと難しいようで、ネット上にはピンが抜けないとか入らないとかいう話が散見されますが、ゲート自体をしっかり良い位置で持ちあげて固定していればすんなり脱着可能です。

新旧ダンパー

ダンパーは難なく外せたのですが、新しいパーツはなんだかゴツいです。しかもコの字の金具部分のサイズが違っていて。ピンにクリップがはまりません。今回、全てのパーツはオーナーさんが用意してくれたのですが、断りを入れてちゃんと合う物をこちらで用意しました。少々お高かったのですが、夕方に注文して翌日のお昼には届いているという素晴らしさ。

新しいダンパー

新しいダンパーを組み付けて内装を戻せば終了です。自分的にはダンパーの交換自体より、内装の脱着のほうが難易度が高い感じです。内装が割れたり破れたり汚れたりというリスクを抱えながらの作業はホントつらいです。苦労してダンパーを交換した甲斐あって、リアゲートはちょっとだけ持ち上げれば、あとは勝手に開くようになりました。

残りの作業はワイパーの停止位置が毎回異なるという不具合です。モーターの中のスイッチがダメぽいので、とりあえずモーターを外してみます。ちょっと前にモーターの中のプラスチックのギアを交換したのですが、その際にスイッチもバラして見ておくべきでした、すいません。あの時は待ちでの作業だったので、そこまで余裕が無かったんです。いや、言い訳するなんて男らしくないぞ。

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