フェラーリ・カリフォルニア アイドリング不調&チェックランプ点灯 直噴に多いトラブル
こんにちは、Jスクエアの永井です。
フェラーリ・カリフォルニアのお客様からエンジンチェックランプ点灯と
アイドリング時の不調といった症状があるとのことでご相談いただきました。
・【エンジンチェクランプ点灯】・・・エンジン始動直後は点灯せず、数十キロ走行後に点灯する
・アイドリング時の不調】】・・・信号待ちなどでエンジンからの振動を強く感じる
原因特定のため診断をします。
診断
入力されていた故障コードはこちら。
P0492 二次空気システムバンク2
P0491 二次空気システムバンク1
P0475 排気ガスバイパスコントロールバルブ
修理
エンジンマウント、サブフレーム類を外してマニホールドにアクセスします。
ガソリンの燃えカスが付着して排気ポートを塞いでいます。
黒く見える部分がガソリンの燃えカスです。
これが原因で、2次空気バルブからのエアーが排気ポートに流れなくなり
エンジントラブルを起こしていました。
排気ポートをキレイにするためには、ガソリンの燃えカスを除去する必要があります。
▲塞がっているポート穴を開けてキレイにしたところです。
Before→After
黒く塞いでいたものがキレイになりました。
これで2次空気バルブからのエアが通るようになりました。
ご相談いただいたエンジンチェックバルブとアイドリング時の不調も解決です。
直噴エンジンならではの不調
今回のおクルマのように直噴エンジンの場合、大きな圧縮比による高パワー・低燃費
といったメリットがありますが、一般的なエンジンにくらべ、シリンダー内に
ガソリンの燃えカスが溜まりやすいというデメリットもあります。
燃えカスが燃料直噴ノズルに付着→適正に燃料噴射ができない→燃えカスが発生
という悪循環が生まれてしまいます。
それが原因で、今回のようにアイドリングの不調、エンジンチェックランプが点灯したり、
その他エンスト、不安定なアイドリング、異常な黒煙、不安定なエンジン音、
出力の低下、燃費の悪化といった症状としてでることもあります。
エンジンの構造上、ポートが塞がってしまう症状を予防することは難しいため、
フェラーリ・カリフォルニアは今回のような作業を定期的に行う必要があります。
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