プジョーRCZ 6MT 劣化したサスペンションをバージョンアップ
こんにちは、レッドポイントです。
トランスミッションの搭載を終えたプジョーRCZは、
サスペンションの劣化箇所も同時にアップデートすることに。
ショックアブソーバーの機能・性能は、事前のSDLテストにて
良好な結果を確認済みですので、無作為にダンパー交換は行わず、
周辺環境を整えようと思います。
悪くなる箇所はココ!
ストラットアッパーマウントとロワボールジョイントです。
アッパーマウントはスポーティとは無縁なフローティング式なので
剛性を上げることでステアリングフィールは驚くほどに改善されます。
ロワボールジョイントの不具合は画像では伝わらないので
クタクタ&ガタガタの様子を動画に収めました。
新品の場合はジョイントの硬さが充分にあり上下方向のガタつきは皆無です。
この部分はリフトアップ状態&車両に組み付けてある状態では
良否判断がほぼ不可能でして、武運回して行うことではじめて
状態の判断が可能です。
サスペンションメンテナンスを行う際は、交換を前提に考えたいところです。
アッパーマウントについては純正品ではなく、オリジナル製品の
「スフェリカルアッパーマウント」を組み付けます。
ノーマルのストラット、純正スプリングに組み付けができるよう
設計してありますので、ノーマルの良さをしっかりと活かしながらも
締めるところは締める、そんな仕上がりが実現します。
スプリングのない状態で仮にフィッティングを行いました。
各パーツの位置関係を確認するためです。このような作業の場合、
シミュレーションは非常に大切な作業です。少し間違うだけで
正しい組み付けができずに異音を発したりしますので。
純正ショックとスフェリカルの組み合わせ!
多くは車高調整式サスペンションに組み付けるスフェリカルアッパーマウントですが
純正品との相性も良いことが特徴です。
キレの良いハンドリングが叶います。
世の中にはなかなかこういった組み合わせを実現しているケースは
少ないと思います。
時には世の中とはズレた発想が、意外にも良い結果を生むものです。
若干のズレた発想をいつも大切にしています。
もちろん、「良い意味でのズレ」ですよ。