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VIITS ABARTH 595 tuned by HKS をチョイと味見 MT-DRACOでもお取り扱いできます


MT-DRACOの新たなる開発車両でもあるアバルト695ビポストに乗り、
久しぶりに古巣の富士宮HKS本社工場を訪問してきました。



今回のHKS訪問の主たる目的は、HKSがアバルト595向けに
新たに立ち上げたパーツブランド『VIITS』のデモカーの味見です。
当日は弱小MT-DRACOのために取締役営業部長様と開発責任者様に
ご対応いただき、デモカーの試乗&味見をさせていただきました。
ありがとうございます!
 
 
HKS久しぶりのインポートカー向け商品群は
単なる既存パーツの横展開ではなく、よりディープな商品開発企画を目的に
社長直属のプロジェクトチームを立ち上げてのチャレンジです。
 
MT-DRACOとして一番期待しているのは
VIITS EXHAUST


エンジン始動時のゲロゲロ音はやはり抑え込まれているとはいえませんが、
アイドリング時は純正と同じ72dB。近接排気騒音は純正92dBに対して90dB
加速騒音も保安基準適合となっています。

マフラーサウンドはターボ車特有の低周波主体の音質ですが、
既存のアフターマフラーとの比較でも、不快な雑味はなく洗練された排気音です。
特に3000rpmから上の領域は快音を発し、とても気持ちの良いものでした。
とりわけアクセルオフ時の吹け下がり音は個人的にも大好きかも・・・

強いて個人的嗜好という点から意見させていただくとすれば
高回転時の上り詰めていく揺らぎ音が加わると、痛快丸かじり状態なのですが
これはあくまでも重箱の隅をつつくお話(笑)
現状、アフターマーケット品マフラーの中では頭一つ抜きん出た
逸品といっても間違いないと思います。
 
 
ディテールを見るに伝わってくるのは、マフラー開発者の苦労を物語る造り込み。


パイプの二股部分。通常ならロストワックス鋳造品を使うのですが
ステンレスパイプ部材から一品ずつ手作業で製作。
薄肉SUS304パイプはヘアライン仕上げが施されています。
 


保安基準適合を前提条件としながら
静粛性と官能的な音とパワーをシンクロさせる要として
オリジナルの可変バルブ機構を採用。
 


テールピースは今後バリエーションの追加を計画とのことで
お好みで着せ替えが可能になるようです。
 
マフラーは4分割構成となっており、これはコンパクトな梱包と送料を
考慮してのことと思われます。
あくまでも量産品ですので、パイプのつなぎ部は
さすがに全てが突合せ溶接ではなく、一部かぶせ仕様です。
全体としては純正レコモンに対して約5%の軽量化を達成。



 
 
そしてVIITS SUSPENSION。
モノチューブ1way 減衰30段調整の車高調整式
こちらもかな〜り力が入っていますね。

少なくとも695ビポストを含む純正足まわりよりもしなやかで快適です。
日常を犠牲にせずに、趣味のサーキット走行もとお考えでしたらオススメです。



 
しなやかなライディングの要
アバルト595専用設計アドバンスト・バンプラバー


おそらくですが、世界的ラリードライバー新井敏弘氏との
スバル車向けコラボレーションでのノウハウがフィードバックされていると思われます。
バンプストップラバーを積極的に活用しています。
 


競技志向の車高調では全く要求されない、1G以下での挙動を徹底的に研究し、
PVS、WRニードル採用のダンパーセッティングの幅を大幅に拡張。



 


さらにリアショックの容量確保のために、オフセットレイアウトを採用して
ショック本体の取り付け角度を改善しています。
開発者の閃きに拍手です!
 


性能的に影響する部分ではありませんが
アッパーマウントエッジ部の面取り加工はコストアップではありますが
HKSのこだわりと情熱を感じさせます。
■PICK UP CAR MODEL | HKS (hks-power.co.jp)




VIITS for ABARTH595 by HKS
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